「ゴメン…ι」
「馬鹿ッ早くいくよ!!」
間髪入れずに翠は言うと、私の手を掴んで走り始めた
―――――……‥
「ゴメンなさい…ι」
あれだけ走ったのだが、やはり約束に間に合う筈も無くて
まさかの約束30分遅刻
秋華と真澄は翠と同様私の馬鹿さ加減にかなりご立腹の様子
「うん…そうだろうと思った、私は気にしてないよ。ねぇ?真澄」
秋華は首を左右に振って、私には勿体ないくらいの天使のような微笑みを向けると、同意を得ようと隣にいる真澄に顔を向ける
「うん。やっぱり菜月の馬鹿は治って無かったんだねぇ~。一回吊し上げにする?そうしよっか♪」
真澄は腕を組んで、ニヤリと背筋が凍るような悪魔の笑みを浮かべて、今の私が傷つくには十分すぎるぐらいの強烈な言葉をつらつらと並べる
……まじ今なら泣けそう
私は申し訳なさそうに何度も2人に頭を下げた
はぁ…
真澄の毒舌には毎回心が傷つく
まぁ怒らす私が悪いんだけどι
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