「いてて…すいません」
私は痛むおしりをさすりながら起き上がると、軽く頭を下げてできるだけ申し訳なさそうに謝る
「……」
帽子を深く被っているうえにサングラスを掛けていて男か女かも分からない…その人は何も言わずに私の横を通り過ぎた
かと思ったら
通り過ぎる間際に私にだけ聞こえるぐらいの声ではっきりと言った
「俺達のファンになっただろ」
「!?」
この声は…
いつのまにかおしりの痛みも消えて
振り返るとそこには
サングラスを少しずらしてニヤリと笑う自信たっぷりのアイツがいた
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…