「真澄に秋華…どうして?」
「も~忘れたの?朝練のない朝はみんなで集まって行こうって言ったの菜月ちゃんだよ?」
「え、そうだっけ?」
「そーそー。ついでに話は大体聞いてた。正直私達に隠し事するなんて百万年早いけどさ?まぁ…こればっかりは仕方ないから待ってあげる」
「またそういう風に言うんだから…
ごめんね盗み聞きみたいで…真澄はちょっとひねくれてるからああいう風にしか言えないけど、私も真澄も菜月ちゃんがしばらく休んで心配だったの…
理由はどうであれ風邪が治って元気になった菜月ちゃんをみれて嬉しいよ」
ひねくれ者と言われ少しムッとしている真澄に秋華は可笑しそうに笑う
「……っ」
こんなときに友達って心強いと思う
真澄に秋華、それに翠
大好きな三人の優しい言葉に心が暖かくなる
「みんな…」
すごく嬉しくて泣きたくなったけど最近泣き過ぎだと思いグッとこらえる
「ありがとう」
代わりに精一杯の笑顔を向けた