「…ナツにも言ったように学校とクラスが同じだっただけで、友達以上の感情はない」
「じゃあどうして俺達に迷惑が掛かると分かってて、たった一人の友達の為にあんな行動とったんだ
お前ならやっていい事と悪い事の分別ぐらいつけれる筈だろう?」
「…俺だって分かんねぇよ!!」
厳しく詰問されるが、最善の言葉が見つからず苛々を吐き捨てるように声をあげる
ナツとシンは一瞬たじろいだが、その先の言葉を聞きたくて二人とも目だけは決して逸らさなかった
「…悪い」
その視線に俺は少しだけ冷静さを取り戻して
なかなか開こうとしない自分の重い口を無理矢理開いた