「なんだよ…」

うんざりした顔でとりあえずナツに視線を向けた

「だぁーから!!こんなトコで何してたのか聞いてるの!!」

「別に…お前が期待してるような事はなにもないよ」

きっぱり言い切るとナツの手を振り払い、ナツを置いて部屋の外へ出て行く


「ちょっと!!それはないでしょ!?」

また置いてくの!?と言いながら魚の糞のように付いてくる

「ないものは無い」

「え~嘘だぁ」

イマイチ納得のいってない様子で、口を尖らせて不満を漏らす

「しつこい!!架山とは何もなかったんだって!!」

あ…しまった

聞いてないことを祈るように恐る恐る後ろを振り返ると

そこには思わず殴ってしまいたいぐらい口元を緩めきったナツの姿があった


墓穴掘った…ι