ガチャッ
「…よし」
辺りを見渡して人がいないことを確認するとドアを閉めて足音をたてないよう静かに歩いて行く
刹那
「…おい、ちょっと待て」
ドアの後ろで足を組んで待っていた金髪野郎にすかさず首根っこを掴まれてしまい
俺はなす術もなく宙ぶらりんの状態で恐る恐るヤツの顔を見る
「何勝手に帰ろうとしているんだ?」
綺麗な顔でニッコリ笑う金髪野郎…もといシンに胸キュンなんてするはずもなく
この状況をいかにして切り抜けようかと冷や汗ダクダクで考えていた
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