「へぇ~…そんな風に思ってたんだな」


ニヤリとニヒルに笑うと


口元にあった手を退かされ顎をクイッと上げられた


これで嫌でも柳井と目を合わせなくてはならなくなってしまい

必然的に真っ赤になった顔も見られてしまう



「え!?…違う!!違うの!!いや、違わないけど…言葉のあやと言うか…兎に角さっきのは忘れて下さい!!」


絡み合う視線と言われ慣れてない言葉を聞いて、一層頬に赤みが走り

プチパニック状態の私は訳の分からない言葉を口走る


「顔真っ赤になりながらそんな事言われたら

余計に忘れられない」


息がかかるくらい耳元で囁かれて


「~~っ///」


私はその甘い刺激に耳をおさえて口をパクパクさせるしかなかった