それからほんの少し経った後
ふと気になって、顔を上げると辺りを見渡した
薄暗くてよく見えない室内
広さは勿論、何をする場所なのかも分からない
…前にもこういうことがあったような気がする
いわゆるデジャヴってやつ?
一人でそんな事を悶々と考えていたら
「確かここに…」
ふと、隣にいる柳井の独り言が聞こえてきて
ペタペタと壁に手を這わせて何かを探っているような音がしていたかと思えば
カチッとスイッチが入る音がして
一瞬にして辺りが明るくなった
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…