「運転手さん!!別ルートは無いんですか!?」


「行っても良いが、かなり時間が掛かるぞι」


ミラー越しに見るタクシーの運転手の顔は焦りと苛立ちの色がにじみ出ていた


早くしないと本当に間に合わなくなる!!


そんな私をあざ笑うかのように数え切れないほどの車が前に長い列をつくっている



なんでこんなときに渋滞なのよッ!!