「ちょっと先生!?私はそんな覚えありません」
「そうよ!菜月はずっと私達と一「鷹野さんも架山さんも席について下さい!!」」
先生は翠の言葉を遮って私達の言葉に耳を傾けず、ただ私達に座るように言った
「ッ…菜月…」
翠は私の顔を見て首を横に振る
「うん」
私は渋々頷くと、翠と一緒にゆっくりと座った
なんなのι
柳井…っていう奴一体先生に何を吹き込んだのよ
「では…今からホームルームを始めます―――…‥」
ホームルームの間、私は先生の話に耳を傾けず、窓の外を見ながらずっと柳井が何を言ったのか考えていた
―――――…‥
「……さん…架山さん!!聞いているんですか?」
「はいっ?」
結局何も分からず
先生が私を呼んだので慌てて顔を向ける
まぁ…なんで呼ばれたかは大体分かるけどι
「この後…指導室へ絶対に来る事」
先生は私を睨みつけながらそう言って
「柳井君は…この後指導室へ」
語尾にハートマークがつきそうなぐらいの高い声で柳井に笑顔を向ける
…いまいち納得いかない