夢を見た
公園で小さな男の子がいて
「グスッ…」
男の子は砂場で一人泣いていた
転んでしまったのか、服は砂だらけだけど怪我は無いようだ
「泣かないで」
そう言って現れたのは小学生くらいの可愛らしい女の子
女の子は男の子についている砂を払ってあげると、ピンクの綺麗なハンカチを男の子の目もとにあてる
「あなたが泣くと、私も悲しいの」
ふわっと柔らかい笑みを浮かべて男の子の頭を優しく撫でる
「…ありがとう、おねえちゃん」
男の子は嬉しそうにニッコリ笑ってハンカチを握った
2人の目の辺りには靄がかかっていて誰なのかよく分からないが、表情はなんとなく分かった
「お姉ちゃーん!!何してるの?」
突然公園の入口の方から聞いたことのあるような声がして
誰なのか見ようと2人から目を離したら
そこで視界が真っ暗になった