「全く…遅刻といいその髪といい…学校をなんだと思っているんですか!!」
すぐ目の前にきた柳井に一瞬ビクッと体を震わせるが、全く怯む様子がない
「うっせぇな…遅刻はちゃんとした理由があるんだよ」
柳井ははぁ…と深いため息をつきながら相変わらずの態度で言い争っている
まだ口論は続きそうだなι
まぁ…あんなに派手な髪だったら怒られるよねぇι
そう思い、私は小さくため息をついた
「だから…」
柳井はチッ…と舌打ちをして、チラッとこちらの方を見る
「あ」
偶然にも私と目がばっちりあってしまった
私は慌てて目を逸らすが、柳井は私の方を見たままで
「あー…先生?」
何を思ったのか柳井はニヤリと笑うと
「俺…あの女…架山さんとヤッてて遅れたんです」
あろう事かありえない事を口走ったのだ