言葉に詰まって麻山先輩に助けを求めようとチラッと視線を向ければ麻山先輩と目がバッチリ合って助かったぁιと思ったが全くの見当違いで
フッと私を小馬鹿にしたように笑うと清水先輩と話し始めた
…麻山先輩の馬鹿(泣)
もう知らないからね!!
「…ほらッ!!写真部には宮沢先輩のような華がないと駄目じゃないですか♪麻山先輩なんて目つきが悪くて人気無いんですから、ねっ?」
麻山先輩の視線が非常に痛いけど、助けてくれなかった先輩が悪いんだから気にしない気にしない
「…そっか、そうよね♪私のような美女がいないと写真部はやっていけないものねぇ」
途端に機嫌が良くなって、よく分からない鼻歌を歌い始めるとすぐ横にいる私をギュゥッと抱きしめる
「ンフフ~私が言って欲しい言葉を言ってくれる菜月ちゃんだーいすき♪」
そう言って惜しみなく豊満な胸を私の顔に押し付けた
「あ、ありがとうございます宮沢先輩ι」
やんわりと押しのけて苦笑いをすればイヤイヤと首を横に振って
「宮沢なんてやめてよぉ…瑞希(ミズキ)って呼んで?」
今までで一番甘ったるい声で囁かれて女の私でも思わず顔が熱くなった
「分かりました…瑞希先輩///」
「ンフフ~良い響きvv」
下を俯きながらそう答えれば先輩も満足そうにニッコリ笑った