それから副委員長を中心にして話し合いが行われた。

昨日のこともあり、あまり寝ていなかったので眠い私はいつも通りに眠りにつく。

「陽菜~もぉ終わるから起きててよ~」

「宮下さん、もう寝てるよ」

「陽菜~」

などと頭の上で何か聞こえるが無視。
今は寝たい。












「終わったよー陽菜!!起きて!!」

「…ん…真奈美??…」

「そ!!ほら起きて!!」

真奈美に起こされ覚醒しない頭で周りを見回す。

「君、ずっと寝てたよね!紗雪がキレかけてたし」

そして声のした方を向く。
声の主は委員長さんだった。

「やぁ!!やっとお目覚めかい??俺のお姫様」

…………………。

「…帰ろう」

「…そうね」

「…そうだね」

そう言いながらデザイン室の扉を開く。

「いやいや!!待ってよ!!」

後から委員長さんが追いかけてきて私の肩を掴む。

思いっきり嫌な顔をしながらゆっくり振り向き、

「…何ですか?」

「そんな顔しちゃダメっしょ。それよか俺、君のことどっかで見たことある」

「…気のせいです」

「俺たち運命だよ!!だからアド教えてよ!」

「…お断りします」

そう言って肩に置かれた手を払う。

そして足早にその場を去った。

「俺、君の事が気に入っちゃった!!諦めねぇからな!!」

と叫ぶ声を無視して…。