別に橘のことが嫌いってわけじゃない。
なんて言うか、橘を見ると胸のあたりがモヤモヤした感じになる。
それが嫌なだけ。
このモヤモヤ、何だろ…?
あれから帰り支度をしながら橘について考えていた。
懐かしい感じ。
モヤモヤする感じ。
知ってるけど知らない。
げた箱で靴に履き替えている間もそのことが頭から離れなかった。
校門を出ると、
「陽菜!!遅いわよ!!」
荒井さんがいた。
そっか。
今日は確か、レコーディングの日だった。
「ごめんなさい。委員会決めしてたから」
適当な言い訳をして車に乗る。
「そう。で?何になったの?」
聞きながら荒井さんは車を出す。
「…文化委員」
「ふ~ん。真奈美ちゃんと一緒なの?」
「…うん。あと余計なのが一人」
「あはは!まぁそう言わないの」
それから仕事場に着くまでたわいない話をした。
なんて言うか、橘を見ると胸のあたりがモヤモヤした感じになる。
それが嫌なだけ。
このモヤモヤ、何だろ…?
あれから帰り支度をしながら橘について考えていた。
懐かしい感じ。
モヤモヤする感じ。
知ってるけど知らない。
げた箱で靴に履き替えている間もそのことが頭から離れなかった。
校門を出ると、
「陽菜!!遅いわよ!!」
荒井さんがいた。
そっか。
今日は確か、レコーディングの日だった。
「ごめんなさい。委員会決めしてたから」
適当な言い訳をして車に乗る。
「そう。で?何になったの?」
聞きながら荒井さんは車を出す。
「…文化委員」
「ふ~ん。真奈美ちゃんと一緒なの?」
「…うん。あと余計なのが一人」
「あはは!まぁそう言わないの」
それから仕事場に着くまでたわいない話をした。