昼休みが終わり、教室に帰る。

お腹いっぱいになり、眠くなってきたのでまた寝ようとすると、後ろが話しかけてきた。

「宮下さん、また寝るの?」

…転校生か。
私の名前何で知ってるの?
教えてなかったような…

…まぁいいや。

「寝る」

私は後ろを見ずにただ一言そう答えた。

「ふ~ん。けど次は委員会を決めるらしいから起きといた方がいいよ」

「…委員会?」

「そう。宮下さんは何にするの?」

「何でもいい。寝る」

そう言って私は寝る体制になった。

コイツと話していて一瞬だけ感じた。
懐かしい感じ…。

覚えてるけど忘れた。

でも、考えても分からないのでとりあえず寝る。






確かに何でもいいとは言った。

けど、なんでコイツと一緒なわけ?

真奈美だけでいいよ。

「一緒だね。よろしく、橘君!陽菜も!」

「そうだね。よろしく、高岡さん。宮下さん」

…ありえない。