いつも行くデザートショップに2人で入って、アタシたちはお目当てのアイスを注文した。





「那星はさー、彼氏とかいないの?」




アイスがくるまで、アタシたちは椅子に座って話していた。




「今はいないかなぁ…。中学生のときはいたけど。


凛乃はいないの?」




アタシの問いに、凛乃は急にテンションが上がった。




「入学式のときさ、新入生代表のあいさつした三棟の人分かる?」




「………えっと、確か…斉藤…」




「斉藤雫って言うんだって!


うち、一目ぼれしちゃった」




笑って話す凛乃はすごく女の子っぽかった。