凛乃はアタシの肩をぽんっと叩いてそう言った。 「ありがと…」 「うん!」 恋…しちゃったんだ。 あのとき以来に。 もうしないって決めたのに… アタシ、してたんだ。 彼をふと思い出すだけで カラダ中の何かが動き出して アタシをドキドキさせる。 彼にもう一度会いたい。 またあの笑顔がみたい。 アタシはそんなことを思っていた。