厚底のブーツの音を鳴らし、いつもの公園に向かう。 散歩中の犬でさえ奇抜なあたしを見る。 変質者と思われようが逆に快感。 これがあたしだから。 普段は地味でダサい、あたしの裏の顔。 「何その格好!」は言われれば言われるほど嬉しい。 夜だって構わず傘をさす。だって姫だもん。 姫って面じゃないけど。 なんか笑える。