後ろのドアをそっと開けて――廊下に飛び出すと、誰にも見つからないように、すぐに洗面所へと向かった。
そして、制服のポッケから出したハンカチ2枚を水で濡らす。
昨日の分のハンカチ、洗濯に出すの忘れていて、たまたま今日は2枚持っていたんだ。
洗って固く絞ったから、いいよね。
廊下に出ていたのは、ものの数分のことだと思う。
すぐさま、ほふく前進で自分の席へと戻った。
その、這っている私の様子を、鼻血の子と長身の男子が、半ばぽかんとして見ていた。
私はそんなことは気にもせず、何もなかったかのように椅子についた。
そして、前の男子2人して私を見つめたままだ。
昨日使用していた青いハンカチで、私は彼の手を取り、血を拭う。
そして、制服のポッケから出したハンカチ2枚を水で濡らす。
昨日の分のハンカチ、洗濯に出すの忘れていて、たまたま今日は2枚持っていたんだ。
洗って固く絞ったから、いいよね。
廊下に出ていたのは、ものの数分のことだと思う。
すぐさま、ほふく前進で自分の席へと戻った。
その、這っている私の様子を、鼻血の子と長身の男子が、半ばぽかんとして見ていた。
私はそんなことは気にもせず、何もなかったかのように椅子についた。
そして、前の男子2人して私を見つめたままだ。
昨日使用していた青いハンカチで、私は彼の手を取り、血を拭う。