それから健太からは電話は掛かって来なかった。





どんどん月は過ぎ去っていき季節は冬になった。
『寒…………』

今も順調に心とラブラブなんだけど。

寒い!寒い!寒い!

死ぬよこれ!

『オハヨ………』

私は教室に入り渚に挨拶をする。

「愛…じゃん!うち寒ない!だって手袋に貼るカイロにマフラーに靴下2枚にばばシャツに!完全にぼうぎ!」

『アホでしょ!!』

「だってぇ今真冬だよ!!」

そんな問題じゃなくて!
『もういいわ…』

「ェェ!気になるし!」
「愛!オハヨー!!」

教室のドアを開けて姿を現したのは大好きな心!
『心!いちいち2年の教室まで来たの??』