しかも咲さんもいきなりすぎだよ…。

「愛??愛は心のこと本当は好きなんじゃないん?」

好き。好き。好き。

大好き。

『好き…でも咲さんにはいつも負けてるって思っちゃって自信が持てなかった…』

「今の心には愛が必要なんだと思う…電話…してきな…」

『でも…咲さん…』

「うちのことは気にすんな!ハイ行く!バイバイ!」

咲さん…。

ありがとうございます。
最初は恨んだけど…本当はとても優しいんだね。
気づくの遅くてゴメンね…。

私はケータイを取出し心に電話をかけた。

「ハイ………」

『心……』

「なぁ…ずっと思っててんけど俺のメアドとか消したんちゃうん??」

消したよ。でもまた登録したんだ…。