そうだよ…。

お母さんが泣いてたから私…死ぬかと思った。

「でもまだ愛は…」

『お母さん…そんなんでお金使わないで…私がもし死ぬんだったらお金使ってほしいけど…跡ぐらい大丈夫だし…あっ!お母さん先帰ってて!私寄る所あるから!』

「わかった…!」

お母さんは病院を出ていった。

さっ!行くか!

私も外に出た。

『お待たせしました…』
「あぁ!愛ちゃん!どうだった肩…」

外にはちゃんとさっきの女の人がいた。

『あっ…跡は消えないんですけど…まぁこれぐらい大丈夫です…』

「そっ!よかった!」

『あの…名前は…』

「あぁ!うちは咲!高3!心と一緒!学校は違うけどね!」

『高3ですか!!?』

「何でそんな驚く!?」
ェェ!高3!

大学生かと思ってたのに!

めちゃめちゃ大人やん!
やっぱり心は咲さんみたいな人とお似合いや。