痛い。痛い。痛い。

ただこれしか思いつかない。

でも１つだけ思い出した。

今日は…心と屋上で会う約束をしていた。

うぅん！いかない！

心には綺麗な人がいるもん！

「相川さん！！」

そんなことを思っている内に看護士さんから名前を呼ばれた。

『あっ！ハイ！』

私は立ち上がり診察室に入った。

「こんにちは！」

中には明るい声のおじさんがいた。

『こんにちは…』

私も笑顔で挨拶したけどまた肩の痛みが襲って顔が引き攣ってただろう。
「お母さん今日はどしたんですか？」

「私も旅行に行っててわからないんです…今日帰ってきたら愛が肩痛いって言ってたんで…」

「そうなんですか…じゃあ…愛さん肩どしたんですか？」

『え…ちょっと理由があって肩をぶつけてしまって…赤くなっていて…すごく痛いんです…』