ピピピピピピ♪♪

目覚ましの音が凄く地獄に連れていくかのように感じた。

『学校…行こかな…』

そうだよね…恋に友情に負けちゃだめ!

そう自分に言い聞かせて用意をした。

『いってきます!!』

私はお母さんに笑顔で挨拶をして家を飛び出した。

「愛……」

玄関を出た瞬間渚が私の前に立っていた。

『渚…何!!?』

「ゴメンね…うちらが悪いってわかってるよ…って!うちらじゃないよね…大輝関係ないし…うちが調子のったのが悪いんだ…マクドで心くんが愛呼んだときチャンス!って思ってわざと大輝連れて出ていったんだ…ゴメン…ゴメンね…」

渚の目からは涙が流れている。

『…………』

「だよね…許してくれるはずないよね……」

『ゴメン…私も悪いよ…私が渚と大輝くんを付き合わせようとしたから…ごちゃごちゃになったんだ…渚私ね怒ってないよ…昨日ね…大輝くんの話が辛かったんだ…会いたくない…って心が言ったんだとしたら…私凄く聞いてるだけでも辛くて』