でも…不安だよ…。

「さっ!!来るまでその話は終わりぃぃ!!」

渚…いつも本当にありがとうね…。

『うん…!』

私と渚はさっきの話なんか忘れていろんな話をした。

ピーンポーン!!

チャイムの音が部屋中に響く。

笑い話をしていたときの笑顔が一瞬にして消える。

「行こ!!大丈夫だって!助ける!って言ったじゃん!」

渚は私の手を引っ張って階段をおりた。

渚がドアを開けると大輝くんが立っていた。

私は周りを見渡す。

あれ…!?

心の姿がない。

それに気づいたのか渚も辺りを探す。

「ゴメン!来いって言ったんだけど会いたくない!ってさ……」

『あ…アハハ…そこまで私嫌われてるの…』

「愛……」

『もういいよ!!大輝くんも渚も出ていって!』