私は玄関まで走った。

勢いよくドアを開ける。
『渚ぁぁぁぁ!!』

「愛!大丈夫!……泣いたんだね…目腫れてる……」

『ん……』

ヤバイ…また泣きそう。
私は渚を部屋に入れた。
「っで…何があった?」
『私…心に告白されてオッケーしたんだ…そしたらいきなり逃げられた……』

「愛…説明が…わかんない…ゴメン…とにかく!大輝にメールして心くんをここに連れてきてもらう!!」

『ぇ!いいよ!ダメだって!』

渚は私の話を無視して大輝くんに電話し始めた。
何分かたち渚は電話を切った。

「今から連れてくるってさ!!」

『怖いよ…』

「大丈夫!うちがおる!大輝もおるし!」