「じゃあ!俺さ!愛に話あっから!愛行こ!!」
心は私を引っ張った。

門を出てから私と心は爆笑した。

『ハハハ!心!めちゃめちゃナイス!今頃!渚顔真っ赤にしてるよ!って!さっきもなってたけどね!!』

「ハハハ!アイツらが上手くいきますように!」
2人で笑い合っていると私の名前を呼ぶ声が聞こえた。

男の声。

この声は!

大好きな健太の声。

「愛!こんな男と何やってんだよ!!」

健太が私に怒鳴りつけた。

怖い。

こんな健太…初めて見た…。

『ゴメンなさい……』

「この男誰だよ!?」

健太はまだ怒鳴ってくる。

「いい加減にしろ!俺さぁ!一応3年やから!愛はお前の事怖がってる!!」