あ…あの笑顔…。

健太のあの笑顔のせいで恨めないじゃん!

バカぁぁぁ!!!

キーンコーンカーンコーン!

そんな事を思いながらも1限目が終わった。

『渚ぁぁ!私次の授業抜けるぅ!!』

大声で言ったせいかな?
みんなが私に注目する。
「あんたバカ??次怖い先生だよ!!」

『ェェェェェェェェ!』
私は時間割を見る。

2限目は…国語!

怖い先生の授業だぁぁ!
みんなが怖いと思っている先生No.1!

だからみんな私を見たんだ。

『ハァ…最悪……』

「まぁもぉ1時間したら抜けな!!」

渚が落ち込んでいる私を励ます。

『渚も一緒に抜けようね!!』

「嫌!!」

『え!じゃあ心にメールして大輝くんも連れてきてもらうからァァ!!』