「ヒュ~!」

周りの男子が冷やかしてくる。

『もぉ!ウルサィ!』

私は顔が赤くなりながらみんなに怒る。

「ねぇ!愛!この人があのアメリカの人?」

渚が普通に聞いてくる。
『ちっ!ちょっとォ!渚ぁぁぁ!』

私は焦って渚の所まで走った。

「ハィ!席座ろうね!愛ちゃん!図星ぐらいわかるよォ!」

渚は私を幼児扱いしてくる。

『もぉ!イャぁぁぁ!』
私は健太を見る。

って!いない!

教室の周りを見ると空いている席に座っていた。
「ハィハィ!もう相川も座って!授業が始まるから!」

『はぁぃ…』

私は返事をして自分の席に座った。

後ろを見たら健太と目が合う。

健太は笑顔で私を見ていた。