みんなは静かになった。
『ヒック…別れたくなかった…結婚したかった…』
「愛……人生全部成功する人なんている?」

お母さんの言葉は正しい…。

でもね…悲しいの…悔しいの…そして…辛いし淋しいの…。

「生まれて恋というものを知って失恋して付き合って……人生ってまだまだあることなの…」

お母さんの言ってること…わかってる。

「ちょっとスイマセン!!」

健太は私の腕を掴み家を出て行った。




『健太…??』

「心とかいう奴…意味わかんねぇな…でも愛は絶対にカッコイイ人が見つかる!」

フォロー??

全然なってないよ…。

私は健太の顔がまともに見れなくて下を向いた。