でも心は私の涙を見ているだけだった。

『心…私ね……心のこと大好きだよ…』

あけましておめでとう!
テレビから聞こえる声。
あぁ…新しい年…迎えちゃった。

「愛と年迎えれなくて最悪な年だな…でも俺は健太って奴のほうが愛には合ってると思う…」

心の今の正直な気持ち。
『心…私は健太は好きだった…でも今は似合うとかじゃなくて…カッコよくて…優しくて…笑顔が可愛くて…やんちゃで…私を愛してる心が大好き……』

私も負けずに言う。

でもこれは嘘じゃない。
私の正直な気持ち。

「愛…愛してた…今は…過去系にしか…言えない……ゴメンな俺愛を幸せに出来なかった……」

『愛してる…私は過去系じゃない…今も大好きなの…ねぇ心…許してよ…結婚しようね!って…お母さん達に言いに言ったじゃん!約束は守りなよ!!』

ズルイ言い方かもしれない。

でも今の私にはそれしか言えなかった。