私から怒ったのに電話なんかして。

でもね…大好きなんだ。
それだけはわかってて?
『ちょっと話さない??』



「………鍵開いてる…今母さんいないから勝手に入って来い…」

私は電話を切り心の家に入った。

一階一階…階段を上っていくたびにギシギシいう。

心の部屋に入った私は涙が溢れた。

『心………』

「泣くな…涙見んの辛い…お前の涙拭けねぇから……」

何…て…………?

『どういうこと……?』
「やっぱり俺らは…付き合ったらあかんと思う……毎回…何日かで別れてる……」

『もう絶対に…手放さない!!約束するから!別れるのは嫌!!』

心は返事をしなかった。
その変わりに…心はただただ……首を横に振ったんだ。

『嫌…だよ……』

私は次々に涙が流れた。