まさかね………。

私は気にせず心の家に向かった。



『しぃぃぃん!!!!』
家に着いた途端私は心の名前を大声で呼んだ。

すぐにドアが開いた。

『心!会いたかった!』
「俺も!!!」

心は私を中に入れてくれた。

私は何気なく心に健太の様子がおかしいことを話した。

「……………」

心の顔は一瞬にして真顔になる。

「それ…薬だよ……目の焦点あってないんだろ???ヤバイぞ…」

うそ……。

健太が……?

『そんなわけないじゃん……』

「俺のダチがさ…薬とシンナーやってたんだ……だから俺は知ってる…あれは全然やめれないんだ……」

心の言った言葉には1つもいい言葉はなかった。
『健太が危ない……』

私は無我夢中で家を飛び出し健太を探した。

「待てって!!!」