そう言ったあとついキュンとしてしまう笑顔を見せてまた歩き出した。



あたしは口元をおさえながら階段をおりた。



顔は真っ赤で熱をおびてる。



しかもさらっと恥ずかしいセリフ言ってたし。



でも本当に隼人の彼女なんだって実感して凄く嬉しかった。



あたしたちは玄関まで喋ることなく。



幸せな時を歩いてた。



だけどね、それは玄関まで。



あたしは隼人と一緒にいちゃいけない。



そんなことを思うなんて


・・・考えもしなかった。