「さらばだ、佐藤。」 池田がしくしくと嘘泣きをする。 「まー、これでまた近くになったら気持ち悪いよな。」 俺は苦笑いをする。 頼むから…須川の隣じゃありませんように…。 今まで、最低限の会話はしてたけどそれ以上はない。 気まずくってすぐに会話は終わるから、 隣の席に須川がなったら俺は耐えられない。 そして、くじを引いて黒板に示された自分の番号の席に座ると…