それから俺は邪心を払い、勉強に打ち込んだ。 成績がぐんぐん伸び、自信がつく。 やっぱり勉強に一生懸命はぐむ俺が一番俺らしいのかもしれない。 そんなある日、塾から帰ってくると 「おかえりー。」 まぁ、毎回のように姉ちゃんが俺の部屋のベッドで俺の全クリしたゲームで遊んでいた。 「ただいまー。」 って、俺、いつの間にかその事に突っ込まなくなってきたし。