「キレイだね。」


「そうだね。」



ハルくんは私の手を取って、町を並んで歩く。



ハルくんと居ると

寒いハズの空気は

温かくて


刺す様にふく風は

何故か優しい。



ハルくんに寄り添うと、私を優しいまなざしで見下ろすハルくん。



「大好きだよ。
ハルくん。」


「うん、俺も大好き。」



自然と気持ちが口に出る。


普段は思ってても恥ずかしくて言えないから。



こうやって伝えられる事に

私にかかった魔法に感謝する。