懐かしい思い出に浸っていると


コンコン…


カウンターの前のガラスごしに


笑顔のハルくん



ジェスチャーで、そこにいて?



そう言ってハルくんはドリンクをオーダーして私の隣りに座った。



「お疲れ様。
アンディどうだった?」


「うん、イイ感じだったよ。きっと彼のデザインはみんなに気にいってもらえるよ。」


そう言うハルくんの手にも、ホットチョコレート。



「「あ、一緒だ。」」



お互いのドリンクを見て思わずハモった。


ふふって笑い合う。



ホットチョコレートを見て微笑むハルくんの横顔


ハルくんも思い出してるのかな。


私達の最初のバレンタイン


懐かしいあの日の思い出



2人並んで飲むホットチョコレート



味も香りも似ていて、あの日に戻ったみたい



今日の事もいつか思い出して


2人懐かしいねって



言うのかな?



言えたらいいな。



大好きなハルくんと



ずっとこうして新しい思い出を作って行きたい