家でじっとして居られなくてウインドウショッピングをしに早めに家を出た私
待ち合わせの時間まで後少し時間がある。
私は冷えた体を温める為に
レストラン近くの深い赤の外壁が印象的なカフェに入った。
ドリンクメニューを見て
"ホットチョコレート"
やっとなれてきたイタリア語での記載を見つける。
懐かしいな…
そう思ってホットチョコレートをオーダーした。
カウンターの席に座って、外を眺める。
町行く人の中に小さなカップルを発見。
金髪のツルンとした髪をツインテールに結ったブルーの瞳がキュートな女の子。
横におんなじ位の背の少し茶色がかった短い髪がブルーのニット帽からはみ出した、顔のちぃちゃな男の子。
6歳位かな?
小さな手と手をしっかり握り合ってる。
男の子の反対の手には、赤い包みに黄色のリボンがついた小さなプレゼントを持ってる。
今日はバレンタインだもんね。
小さな赤い包みには、きっと女の子のピュアな想いが詰まってる。
その小さなカップルの嬉しそうなほほ笑みに
私も思わず1人微笑む。