あの日


宿題の問題にモヤモヤしていた夜9時過ぎ


キチンと面識のなかったマサヤから、電話がかかってて来た。


登録して無かったから、番号が表示されたディスプレイ。

知らない番号なんて普段は絶対に出ないのに


何でか、あたしは電話に出たんだ。



『俺、3組のマサヤだけど…。
…分かる?』



少し低い声が耳に響いた。


あたしの中で、スグに声と顔が一致した。



分かる?って



そんなの分かるよ。


だって直接ちゃんとに話した事はなくても

誰にも言えないで居たけど、内緒で1年の時からマサヤの事好きだったんだもん!