もしかして、あたしマサヤに抱き締めて貰ってる?


温かい温かいマサヤの腕の中

マサヤの香りにつつまれて


チョコレートよりも早く


あたしが溶けてしまいそう。



はぅぅぅ~

あたしが溶け初めて、ぽやぁ~んとした頃

先にマサヤが我にかえった。



「ごっ突然、ゴメンッ!」



マサヤは慌てて私を抱き締めていた手をほどく。



「ううん、大丈夫…。」



ポワンとしたまま、顔と耳だけが超熱いあたし。


大丈夫って言ったけど全然大丈夫じゃないよ。