汚いって言ってたマサヤの部屋はキレイに片付けてあって、サッパリしてる。


グルリと見渡している私にまたマサヤは笑う。



「ホントなんもないだろ?」

「うん…でも逆に新鮮。」



ザ・男の子の部屋


って感じ。



私が床の上に座るとマサヤも隣りに座って、コンビニの袋から買って来た物を小さなテーブルの上にだす。



「どうする?
テレビ付けよっか?」


「うん。」



ついそわそわしてる私に気を使ってか、テレビを付けてくれた。


けど日曜日の真っ昼間


やってるのは、ゴルフとか釣りとかそんな番組ばっかりで…



「なんもやってねぇなぁ…。」



マサヤはジュースを開けながら呟く。



「「………。」」



お互いに動く事もなく黙ったまま。