「メイ!
帰ろうぜっ!!」



ガラッと開いた教室のドアから、笑顔とともに顔を覗かせたのはマサヤ。


マサヤとは付き合いだしてもうすぐ一ヵ月。


バレンタインデーの2月14日に初めての記念日を迎えるんだ♪



「このぉ幸せものぉ~!」

「いぃなぁマサヤ君みたいな彼氏~。」



クラスの女友達にニヤリとされながら見送られ

学校を出てマサヤと並んで歩く。


まだなんかぎこちなくて、隣りのマサヤをチラ見する。



だって


何回見ても


あたしの横にマサヤが居る風景


ウソか夢…?


じゃなきゃ、ドッキリ



未だにそぅ思わずには居られない。