「なっ…なんですか?…」
「ん?…夏雪ちゃんを食べようと思って!」
ヤバい…確実に…あたし、襲われる!!
また、総長(?)っぽい人が話した。
「お前、ビデオで、あと、アレな!」
アレってなに~~?ヤダょぉ!!!
「わかったぜ、優希!」
優希…?総長(?)っぽい人は、優希と呼ばれていた。
「ん、じゃぁ、始めよっと!」
男達は、あたしの方に近づいてきて、
あたしを全裸にすると、パシャッと一枚写真を撮った。
「やめてぇ~…」あたしは、拒むが、手と足を縄で縛られてしまって動けない。
「可愛いぞっ!この子!」一人の男がそう言うと、他の男達も、ニヤニヤしていた。
「やめてっやめてっ!」あたしは、優希という人に、激しいディープキスをされた。
次第にどんどん体の力が抜け、抵抗力が弱くなってくる。
「んん…んふ…ん」激しいキスが終わると、男達は、こう言った。
「今日のところは、これで終わるが、もしこのことを誰かに言ったら、この写真ばらまくかんな~!!」ニヤリと笑って、あたしの全裸の写真をヒラヒラと見せた。
そういわれ、あたしは、どうすることも出来なかった。
「夏雪に触るんじゃね~~!!!!」息を荒くして、誰かが走ってきた。
誰?………でも、なんか見たことあるような……。
ぁっ!!!…クラスメイトの、夜来 聖弥くん!?…なっ、なんで!!??あの、頭が良くて、カッコ良くて、モテモテの聖弥くん…。
夏雪って呼ばれた……。
「えっ!!??聖弥くん…どうして?」疑問に思うあたし。でも、聖弥くんは、数人の男達を一気に追いやると、あたしのところへ来て、こう言った。
「見てたんだ…。夏雪が連れてかれるところ。…それで、ほっとけなくて…。遅れてごめん。なんかされた??」
「えっ!?…あの男達に、キス…された。」
ってゆーかキスされた以前に、あたし…全裸なんですけど~~~~~~!!!!????
恥ずかしい…。あの、聖弥くんに…。
「くっそ、夏雪を汚しやがって!!」
そう言いながら、あたしの手と足の縄をほどいてくれた。