そして、あたしと夢は、校門へ。。
「ホラっ!!イケメンでしょ??」夢は、にんまりとした笑顔で、あたしに耳打ちしてくる。
イケメンの顔は……いまいち。
どうもあたしにはカッコイイと思えない。
なんの反応も示さなかったあたしに、「なつは、見る目がないねぇ!どうみたってイケメンじゃん!」ん~…そうでもない。。
都会にいそうな感じのチャラ男?怖いっつーの!…。
そう、困ってたあたしを強引に夢はイケメンの方へ連れて行く。
「ん?…ホラ見ろよ!」夢が誘う前にチャラ男があたしたちを見て相談している。かすかにあの子可愛いな~と、聞こえた。
だが、絶対に、夢だけだ。すると、チャラ男達が寄って来た。
「ね~?お名前なんて言うの~?」ニヤニヤとしながら聞いてくる。すると、とっさに夢は、笑顔になって、「夢ぇ~…」と言っていた。あたしは、「夏雪…」と、冷たい目で答えた。
「そうなの~?じゃぁお兄ちゃん達と、楽しいことしよっか~!」ニタニタと笑って5人くらいのチャラ男が来た。2人は夢の肩へ手をかけ、あと、3人は、俺こっちの子タイプ!とか言ってあたしの肩に手をかけてきた。
「ん、じゃ、行っきますか~!」と、チャラ男グループの総長(?)的な人が言ってあたしたちは、別々の山奥の倉庫へ。。