アタシは確かに涙をこらえてた。
でも今まで…親にも友達にも気づかれなかった…。
だからこの男は信じれるような気がした。

「俺…外見こんなんやけど…実際はめっちゃびびりやから…。」

「何で…?アタシは…ばれないように涙こらえてきたのに…何で分かるの?」

「何でかねー。似たもの同士なんじゃないかなー。」

「とこがよ??明らかアタシとアンタ違うじゃん!!」

「アンタじゃないよ俺?」

「あー。光‥輝…ね。」

「そう!照れてるん?可愛い。」

「違うし!!てか、アタシは劣等感の塊の人間なの…光輝に釣り合わないし…。だから…」

「そんなん理由にならんよ?好きに釣りあう釣りあわんとか無いし。」

「う………」

「そんなに言うなら2週間でいいから…付き合って欲しい。2週間たっても愛実が俺を嫌いなままなら俺は愛実にもう付きまとわないから。…ね?」

「そんなに言うならいいよ」

こうしてアタシと光輝は付き合う事になった。