「はぁはぁ…!苗果ぁ~大事な話があるんだっ!」


大事な話…??


「って何??」


あたしはハァハァ息切れしてるお父さんを尻目に聞いた。


「…ハァ…ゼェ…ハァ…」


息切れで言葉にならないお父さんにかわりお母さんが、


「苗果。大事な話があるから早く服着替えてリビングにきて!」


「?わかったわ。」


そう言い靴を脱いで自分の部屋に行った。


(話ってなんだろ?ってかどうせろくな話じゃないだろうし…)


制服を脱いでハンガーにかけ苗果は1人そんな事を思っていた。


服を着替え終えた苗果がリビングに行くとなんかやけに豪華な食事があった。


「うっわっ!!なにこれ!お母さんどうしたのよ!これっ!」


目の前にはあたしの大好きな食事がテーブルいっぱいに広がっていた。


「ちょっとねぇ~さぁ早く座って」


そう言われ大人しく椅子に座った。


「さぁ食べましょう」


お母さんのその声にお父さんもうなずき家族揃って


「「「いただきまぁす」」」」


パクっ……


「あぁっ!!おっいしぃっ!!」

あたしは思わず叫んだ。