「しかも！コネってなによっ！！」

「あら。別にいいじゃないの、もう話もついてあるし」

「でっ！でもっ！？」

「大丈夫よっ！苗果なら何とかなるわ！」

きっぱりと言う母に苗果は諦めた…というか脱力した。

(だっ…だめだ。あぁ～諦めるしかないじゃなぃっ～！)

１人もんもんとしてる苗果に玄関の方からチャイムの音…お母さんは玄関に向かった。


「苗果～周くんよ～」


……周…？
あっ！そういえば来るって言ってたな…。

「よっ！苗果来たぜ～」


にぃっとした笑顔の周が苗果のとこに来た。

「あっ周くんゆっくりしていってね」


「あっはいっ！」

「お母さんちょっと出掛けてくるわね」

そうお母さんは言って出掛けた。

そんなお母さんを見て苗果はため息。


「はぁ…荷造りしなくちゃ…。周…手伝って！」


苗果は肩を落としながら周に言い部屋に行った。

そんな苗果の後を追い周も苗果の部屋に行った。


「…で。何を手伝えばいい？」


苗果の部屋を見回して周が言う。

「ん～適当にこの部屋の物段ボールに詰めちゃって！」

「おっ分かった」

そう言い苗果と周は引っ越しのための荷造りをした。