先生はと言うと…なんかプリントを持って職員室の奥の部屋に消えた。


(もうっ!なんなのよ)


まぁ…とにかく放課後に先生がみんなに言ってくれるっていうし……まぁいいか…。


苗果は職員室を後にして教室に向かった。


教室の扉を開けるといつもの朝の風景…

何も変わりはない。

「あっ!苗果おっは~」


友達が口々におはようの挨拶をあたしにする。


(そっか。この光景も明日で最後か…)


「ちょっと苗果~何暗い顔してるの?何かあったの?」

どうやらあたしは暗い顔しているらしい…

「えっ!?あっああ…えぇっと…彼氏欲しいなぁ…なんて」

とっさに何言ってるかわからない発言を苗果はした。


そんな発言に友香は


「あ~苗果に彼氏かぁ…いるかな?苗果に似合う人(笑)」


笑いながら友香はあたしに言った。

「ちょっとそれどういう意味よぉっ!?」


「えぇ~?だって苗果ちょ~おてんばちゃんだもん。気は強いしすぐ手は出るし超男っぽいじゃん(笑)」

苗果は何も言えなくなった。

だってあってるんだもん


「…いいわよっ!絶対にいい男捕まえてみせるからっ!!」

声を荒げあたしは思わず叫んだ…。